no strict

ちゃんとしない。面白いことからやる。

デスクの高さと床を変えたら集中できるようになった話

自宅で集中して作業することができない

長い間、自宅のデスクで集中して作業することができませんでした。

自宅ではできないのに、カフェやファミレスや図書館では勉強や読書や仕事が捗る。自宅は怠ける誘惑が多く、適度に他人がいて居眠りもできない環境が自分に合っているのだと思い、集中して作業する必要がある時にはコメダ珈琲デニーズやルノアールや図書館を利用する生活を続けてきました。

COVID-19でほぼ完全に在宅の業務スタイルに変化しても、集中したい時はなるべく外出して作業する日々。費用はかかるけれど、必要なコストだと割り切って過ごしてきました。

オフィスではもっと集中できた気がするのに、自宅だとできない。仕事は自宅でもこなせるのですが、趣味でパソコンを触り続けることができないのです。

そんなある日、浅草橋のWORKAHOLICのチェアコンシェルジュサービスを受けてみたところ自宅のデスク環境に問題があることが判明しました。お店で教えてもらったベストポジションは、普段の自宅での姿勢とは全く異なり非常に快適でリラックスできるものでした。

原因

自宅のデスク環境は、高さ74cmのデスクにポリカーボネートのチェアマット、それにアーロンチェアという構成です。

WORKAHOLICで指南して頂いた問題点は以下の2点

  1. デスクが高すぎる。身長177に最適なデスクの高さは70cm
  2. 床がつるつるだとチェアが滑ってしまい姿勢が保持できない。カーペットを敷くことが必要

対処

早速、カーペットを敷き、デスクの脚を買い直して高さ70cmに修正したところ、姿勢が劇的に改善しました。デスクの高低差はわずか4cmですが、高さを4cm下げるだけでまるで別世界のようにデスクでの姿勢が変化したことが驚きです。

しっかりと腰が支えられている感覚、足の裏でしっかりと床をつかんでいる感覚、手首が机に張り付くような安定感、無理のない腕と肩の位置など、姿勢のすべてが変化しました。まだ変更して1週間ですが、キーボードで書き物をしても集中力が持続できるようになった気がします。

また、滑る床ではなくカーペットにしたことも姿勢の安定にはとても重要でした。チェアコンシェルジュサービスを受ける前は問題はチェア側だと考えていたのですが、主原因はデスクと床だったようです。

教訓

自宅でパソコン作業ができないのは自分の怠慢・気力不足のせいだと思っていましたが、姿勢の問題が大きかったことに長い間気づけなかったことは、これまでの期間を考えると実に残念。もしこの環境が以前からあれば、もっと多くのブログを書いたりアプリを書いたりできたかもしれません。

集中力を構成する要素はメンタル面だけでなく環境面も大きいことを痛感しました。「できないから気合で頑張る」前に、環境の問題を解決することを考えるべきでした。

デスクワーク姿勢の覚え書き

(1)デスクの高さは70cm「以下」にすること

身長によって異なる。キーボードを叩く最適な高さは65〜68あたりの場合も。

(2)「必ず」カーペットを敷くこと

フローリング、チェアでは姿勢を保持できない

(3)腕をおろして肘の角度を90度にした高さにアームレストをもってくること

アームレストを下げてデスクに腕を乗せる形も可。

(4)チェアに腰を密着させること

座り方の基本。

(5)膝の角度はやや90度以上。足の裏が地面をつかむ高さにすること

デスクが高すぎ→チェアが高すぎ→足が浮きがち。 フットレストでも多少は改善しましたが、足の位置の自由度が低いことが問題。適切なデスクの高さでないとこの角度になりません。

(6)モニターは違和感のない距離に調整すること

モニターアームの費用対効果は高い。

今後

オフィスでワークしていた時と同程度に集中できる環境を自宅に作ることはできたのですが、自分は少し後傾よりのポジションが好みなのでアーロンチェアではないほうが良い気がしてきました。アーロンチェアは良いものなのですが前傾姿勢での使用が前提となっていたりと集中するためのチェアという性格であり、仕事の合間のリラックスには向かないような印象があります。

元々ヤフオクで捨て値で買ったものでもあるので、次はワーキングチェアを刷新して更にしっくりくる環境にグレードアップしていこうと思います。